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2014年7月15日火曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編10)!! H22/問2を振り返りながら今年版のITILで考察・・・

さて、H22の問2を、問題回答編で解答し終えて何思ふかの振り返りです。
問題を一度解いたからと言って終わりでなくリピートして題意をしつこいくらい追求したら
さすがにこの問題も覚えるくらいに慣れたらいいなと思います。

◆プロローグ
まずテーマは何といっても可用性管理です。

可用性といえば・・・で、

ユーザが使いたいときに使える状態になっている

サービス停止をさせない

を連想!でしょうか。
まぁ②も結果的には①の状態なら問題ないだろうと思われますが・・・
可用性のキーワードでこの辺りのイメージを浮かべるようになるべきだと思いました。

で、前回のITIL2011Editionのイメージをまたここに登場させてみてみようと思います。

こうしてみると、可用性はサービスデザイン(設計)に位置しているようです。

そもそもサービスデザインとはなんなのか?も知った方がよさそうです。

ちなみに・・・
またITIL2011Editionと同じような位置づけで問題に登場するJIS Q 20000-1も同様、
のプロセスがあり、これがサービス提供プロセスに対応するという事のようです。

したがって、
ITIL2011:サービスデザインプロセス = JIS Q 20000-1:サービス提供プロセス
という事になります。

矢印の最初である1番:サービスストラテジは戦略ですので、何やら戦略を練るという事ですが、その戦略に基づき、ITサービスにおいて具体的な設計を行うプロセスのようです。

という事は、可用性も、ITサービスにおいて具体的な設計を行っているようです。

◆具体的な設計について

という事で、具体的に可用性設計とは今回の問題に置いてなんだったのか?考えてみたいと思います。
まず、可用性というのは、前述の通り、サーバ停止させずにサービス提供し続ける、って感じでした。

それを調べるには問2の図1を見る事になります。
図1には宿泊予約(というのは問題的にもどうでもよいのであるが一応)システムの構成の中で、可用性設計の工夫があると思います。

それは・・・

①FW 二重化
①LB:負荷分散装置 二重化
②2台のWebサーバ1、2:振り分け 
③2台のAPサーバ1,2:振り分け

です。

まぁこのような考察は、結果的に問題解くうえであまり関係ないのですが、まぁいきがかり上プロセスでの意味合いを明確にしたかっただけです。

◆題意の考察
手っ取り早く、というと雑なイメージでありますが、こういう風に出題趣旨が書かれてました。

以下抜粋

業務システム運用に当たっては、ITサービスに影響を与えないよう、高い可用性を維持する事が重要。
本問で、
可用性の監視能力
可用性を確保するためのシステム構成
運用方式に関する能力、
計画的な保守時間の管理などの可用性管理能力
を問う

との事でした。

これで、なぁるほど!って言える人はもうこんなブログ見なくてどんどん先逝ってください(笑)
え?ようわからんぞ、なにをいってんのぉおおおお??って人はこの先どうぞ(笑)

◆出題趣旨の考察(といっても勝手な所感です)

まず、可用性の監視能力についてです。
くどいようですが、可用性というのは、サービス停止せずにいつでもユーザが使いたいときに使える状態。でした。
で、そのようないつでもスタンバイOK状態かどうかを監視する能力という事かなと思われます。

といっても監視ソフトを入れて常時監視している。の、監視ではなく、
ここでは負荷分散やサーバダウン時の複数サーバ同時起動(冗長化)などを構成として考えられているかという感じに見えます。

また、そのような状態にするためのシステム構成になってるかの確認です。
で、そのシステム構成でのリスク管理というか、もし障害になってもサービス使用は大丈夫です!っていう事が言えるかって事で、LBとその配下にWebサーバ1,2の振り分けと、さらにその下に、APサーバ1,2の振り分けも考慮しているというところに気づくかという事ですね。

で、このAPサーバ1,2の他に、APサーバ3というのもあたかも同じような位置で存在する。
結果的にチャプタ〔予約方式1の処理概要〕でAPサーバ1,2が次いで、チャプタ〔予約方式2、予約方式3の処理概要〕にて、APサーバ3だけで処理されている。と、同じAPサーバでも3は単独ですよと判明する。

それで、運用方式に関する能力という点、そもそも運用というのは、チャプタ〔宿泊予約システムの運用〕というところで、運用というキーワードが出て、文の中心は、保守作業という名の、パッチ実装(変更)作業と、その前で行うフルバックアップが重要な観点となり、これが結果的に保守を行う時間帯という点で、出題趣旨である、可用性管理能力につながります。

つまり、可用性をさらに改善するために考えられた対策案が、これまた現行で可用性管理している時間帯とバッティングしてしまい、それを考慮すると対策案は破たんするという事を慎重に見抜けるかといった点、まさに冷静な判断ができるITサービスマネージャといえるのかなと思いました。

で、ここまでが設問1~設問3までの題意となります。

また最後の設問4に関しては、サービスレベルの見直しというものが発生しています。
なぜ見直し発生となったかについては、予約件数が増加したからというわけですが、
さらにもっというと、増加の引き金となったのがバナー広告なんぞ出すことにしたから
です。

つまり、サービスレベルというものは、日々の状況によって見直しが必要となり、
またサービスの運用方法などが変更されそうだと感じたら、必ず、サービスレベルが
遵守されているか?そのサービスレベルだけで現状にマッチした内容かを確認すべき
であるという事かなと思われました。

で、この考えは、次回、心得帖に記録すべき事とおもわれます。

ということで、これにて、御免。

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