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2014年7月26日土曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編11)!! H22/問1を振り返りながら

さて問題の2セレ方式で選択しなかった方の2問のうちの1問です。
そもそも2セレ方式とは、最初に問題を解くかという観点での独自の非公式な方式です。

で、今回H22では、問2と問3を選択したわけです。
なぜというと、あくまでも個人的な見解ですが、
問題冒頭の~~~に関する・・・という~~部分を抜き出し

問1:ITサービス継続性管理

問2:可用性管理

問3:サービスデスク

問4:情報セキュリティの運用と管理

とあり、見た感じでなんとなくできそうかな?という問2と問3の選択を行った訳です。
ちなみに2問からの2択方式では、問3 ⇒ 問2の順に解いたわけです。

で、今回は、問1:ITサービス継続性管理となり、ITIL2011では以下のような位置づけです。
















前回は可用性でしたので、今回も同じサービスデザインとなります。

可用性の場合は常にサービスをスタンバイさせておく感じでしたが、
ITサービス継続性は、そのサービス継続もサーバダウンなどの障害でサービスをやむを得ず、停止する場合が無いとは言い切れませんので、そんな時のための規約、制約、お約束のようなものをあらかじめ決めておくのかなぁと思います。

さて、それは一体どういうものかといいますと、僕の考えるに、今回の問題の趣旨であった、サービス停止後の復旧のお約束についての事例であったのかなと思います。、

つまり、障害が起こりサービスが停止したら、サービス停止は一体どうやって復旧させるかが観点となります。

そこで、登場するのが、RPO と、RTO であるようです。
あと書かれてませんでしたが、RLOというのもあり、これは問われている問題を解答する事でその意味合いを理解してるかが分かるのかなと思います。

RPOの略は、RecoveryPointObjectiveという事ですので、まぁPがPointで、点、つまり、
復旧すべき地という風に思うと忘れないかなと。

同様にRTOのTはRecoveryTimeObjectiveという事ですから、Timeで時間、つまり、
復旧にかける時間と。

で、特に書かれていなかったRLOは、RecoveryLevelObjectiveという事で、LがLebel、つまり
復旧のレベル(度合)をどうするか?
要するに、最高レベルは、当然ですが、障害時と同じ内容で復旧。です。

とまぁこういう意味で今回の問題の題意について考えると良いのかなと思うわけです。

では、設問1を振り返ります。

ずばり、復旧する方法はどちらが良くてそれがなぜ良いのか?の理解度を見てるのかなと思われます。復旧する方法とかは恐らくいろいろあるわけですが、マネージャたるもの(という視点で常に作成されてます)それら方法についての選択理由について、RTO,もしくはRPOを意識して、RLOをきちんと決定できなくてはいけないという声が勝手に聞こえてきそうです(違ってたら怖いですが(苦笑))

で問われている解答の観点は、RTO、復旧するための時間を早くと意識する事であり、結果的にどちらでもRPO、データの内容は午前0時までのものであり、データ内容が変わらないなら早さを重視という点ではないかと思います。

次の設問2ですが、更に具体的に、データ復旧=リストアする時間をRPOで表現させるが、3時間で復旧させるというRTOの制約にも影響するため、バックアップの転送方式をRPO,RTOの両方について協議し、どちらにも影響をしてはいけないという観点を見ているようです。


最後の設問3に関しては、障害時のサーバ切替でサービスは継続されるが、その代替サーバ機での運用に対する情報共有やデータ同期状況を可能な限り同一にすべきであり、同一でない場合はその事実やその場合の対応方法などを確立させておくべきである。という観点であるのかと思いました。

という事で、比較的、問題の内容が個人的には分かりやすかったと感じました。
なので2セレ方式で先行漏れしたのはIT継続性=障害関連=なんか難しそう・・・という固定概念があったからでしたが、今回に限ってはそう懸念するほどではなかったのかもしれません。
まぁ結果論ですけど・・・

次は心得帖で、問4の題意考察となり、H22年度のPM1はおしまいです。

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