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2014年6月29日日曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編7)!! H24/問1・設問2(1)を振り返って・・・

今回は設問2です。
前回の設問1と同様のキーワードが設問文中にありました。

■題意の前のアプローチ構想について

設問1は、サービスレベル目標を達成するため でしたが、

設問2(1)は、サービスレベル目標を達成できない理由 で、

設問2(2)で、また、サービスレベル目標を達成するため でした。

こうやって見ると、もうほとんど、サービスレベル目標達成 という言葉の自己暗示にかかりそうな勢いです(笑)

まぁこの分では設問3もなんか同様なキーワードがありそうな気がしますが・・・

今回は設問2という事で、そういう観点から考えてこのキーワードの中に題意=出題者の思いが入っているのではないかと思われます。

さて、題意という事になるのですが、当然サービスレベル目標とは何か?がポイントと思われます。

前回の場合は、稼働率でした。で、今回は、下線アを読んだだけでは敢えてわからず、答えは表1に隠されているという用に受験者を誘導?しています。

この場合、解答時のアプローチは、以下の3ステップの手順となると思われます。
①設問2(1)を読む ⇒ ②該当チャプタ内・下線アを読む ⇒ ③表1を読む です。

しかしです!!

当然これを読んで表1を見ない人はまぁいないと思いますが、よく考えたら、設問2(1)の文中で、表1を見る事と、それだけでなく、A社が候補から対象外となった理由は何ですか?という風に、それだけで十分理解できるので、わざわざ下線アを読む必要はなかったという結果論ですが、まぁそういう事です。

つまり・・・解答時のアプローチは、この場合、
①設問2(1)を読む ⇒ ×②該当チャプタ内・下線アを読む ⇒ ②表1を読む の2ステップの手順で解けるため、1ステップ減るのです。

え?別にどうでもいい事ですって?

まぁそう思う人もいるかもしれませんが、限られた試験時間で1分、いや、1秒でも時間を軽減出来るならばそれに越したことはないと思うのは僕だけなのでしょうか?

くどいかもしれませんが、一応、設問2(1)の問題文の下線アの言葉を組み込んで書いてみます。

本文中の下線ア(A社の標準サービスでは、表1に示されたサービスレベル目標を達成できない)について、A社の標準サービスでは表1に示されたサービスレベル目標を達成できない理由・・・・

となると思われ、太字部分わざわざ同じことを書いているという僕の説明が分かって頂けるかと思います。

で、こう考えます。僕が(勝手に)想定する一般的な解答アプローチです。
注:一応、例によってまったく本文を頭から読まずにいきなり設問から始めたと仮定します。

Step1:設問2(1)を読む
Step2:下線アを読む

↓ ・・・ ここで思考時間。

(頭の中で)あぁこれ(下線アに書かれた文)って設問の中で改めて書かれてたのとおんなじこと書いてるんじゃ?と考える

Step3:表1を読み始める。

さて、Step2~Step3までの時間、あなたはどれだけかかりますか?
その時間、他の思考時間に割り当てた方が得だ!!と思いませんか?

とまぁそう書いておきながら、そんな事は結果論で、結果的に人はそういう時間の浪費も踏まえて問題を解くんじゃないのかって思ったりもします。

下線スキップ法
(本章は、脱線してしまってますが、どうしてもやってみたかったので)

そこで、設問に書かれてる文中について今回も以下の観点で他の設問でも通用するかをちょっと試してみれたらと思います。この考え方を!!下線スキップ法とでも呼ぶ事にします(笑)。
当然、この下線スキップ法は、設問の中で下線xxxについて・・・・という風な出だしになった個所で適用できるかという事になると思われます。

◆検証1
例えば、前回の問3の設問3(2)についてどうでしょうか?
ちょっと
書いてみます。

本文中の下線イ(対応に手間取った)の再発防止のために実施すべき内容を・・・述べよ。

となりました。
う~ん・・・どうですかねぇ~。下線スキップ法とは、下線部分をスキップして問題を解くという事ですから、この場合は、対応に手間取るという個所を読まずに、問題が解けるか?という事にまぁなりますが、再発防止のため・・という事で、今回発生の障害は何だろう?って考えると、まぁ下線イの箇所(対応に手間取った)は、回答に時間がかかっててんやわんやな状況描写だけにも思われるので、まぁどっちみち下線イのリードバックを実施して解答に時間を要した事が障害内容だと十分理解できそうなので、まぁこの個所は文が短いので読んでもあまり大差はないかもしれませんが、方式として成り立つかという意味ではまぁセーフな感じです(と思われます)。

◆検証2
調子に乗って、問3の設問1でもやってみます(やらせてください)。

〔新システムへの移行方式の検討〕について、下線ア(前半でグループ1、グループ3の順に切り替え、後半でグループ2、グループ4の順に切り替えることにした)のように後半でグループ2とグループ4を切り替えることにした理由を・・・述べよ。

太字が見事一致です。次に方式として成立するかですが、下線アをよまなければ前半の切替順がまぁ分かりませんが、後半での切替順の理由を問われているという事は十分わかり、そのまま下線アのリードバック(1つ前の文から前に向かって読む)でいけそうな気がするのでは?と思われます。

結論
まぁ今回は比較的うまくいったというかもしれませんが、時間軽減、もしくはあまり時間が無いぞって思った時は、思い切って使ってみる秘儀って感じで以下のような手順で使用してみようかと僕は思いました。

下線スキップ法
①下線xxという設問文が出たら、本文中の下線xxを敢えて読まない。
もし、設問を読んでも下線を読まないとこれはわからないかな?って思ったら、
この方式は潔く捨てて下線部分を該当チャプターから探して読んでください。

②①で十分設問の意味が分かりそうなら下線xxの1つ手前をリードバックして読む

(注:この方式を使った事でのお問い合わせや苦情などは受け付けません)


さて、まぁ気が済んだので、本論に戻ります。
■設問2の題意を考える

かなり脱線したので、ちょっと忘れた方のために、ここでのキーワードは、サービスレベル目標の達成 でした。

設問2(1)の場合は、A社では達成できない理由で、(2)はB社が達成できるようになった理由
でした。

題意で考えるに、まず会社選定を行うための指針となるものが必要で、それがサービスレベル目標となると思われます。

当然それは表1で書かれているから、表2でA社とB社の2社でコンペを行ってどっちが最終的に決まったか、という第三者的に考えるのではなくあなたが会社選定を任された場合、どちらを選びますか?またそれはなぜですか?という観点をそれぞれNG理由とOK理由を問いながら、実際の受験者(あなた)の能力を見ようとしているのでは?と思いました。

後は、この問題、表1と表2の比較をすればよいと言いながら、項番2の稼働率は設問1の値を使ってはいけなかったり、表1と表2の項番1のキーワードが一見異なったりと、色々と考えさせられてしまうトラップが仕掛けられているなぁと感じました。

■最短最速の解答アプローチの考察
さぁ今回も考えてみます。

まず設問2(1)です。
一応、下線スキップ法も使います(笑)

◆アプローチ考察。
①設問2(1)読む

②下線アの1つ前の文「A社およびB社のプラットフォーム提供サービスの内容を比較」に着目

③比較するためのサービス内容をキーワードで探すと、表2内にあると”当たり”をつける

④比較なのだから、表1と表2の項番で比較しようと考える

⑤項番1の比較×
→これは項目のキーワードが不一致です。題意を考えるに、応答性能の性能についての理解を問うているのかなぁと感じます。
流れ上、応答性能=リソース追加?なのかなぁって考えたくなりますが信憑性が懸念されます。

というのも、性能というキーワードは表2ではなく、同じく対応するはずのキーワードは、リソース追加という事になります。つまり、性能=リソース とまぁ少し乱暴ですが、そんな感じです。
そのようなくだりが書かれているのでしょうか?それとも当たり前の知識なのでしょうか?

そうすると、該当チャプター〔クラウド事業者の選定〕内でキーワード:リソース追加をサーチすると、「両社のサービスでは、いつでもリソースの追加依頼が可能で、システムを停止させずに、CPU,メモリ及びディスク容量を追加できる・・・
とありましたが、応答性能というキーワードは特に見当たりません。
ただ、表2のリソース追加=CPU,メモリ及びディスク容量を追加・・・(A)

と考えられます。

しかし、応答性能キーワードで、前のチャプター〔クラウドサービスの活用〕にて、「Web画面の応答性能が低下した場合には、CPU,メモリなど迅速に増強して改善することにした。」と書かれており、ようやく応答性能というキーワードがヒットしました。

これは、表1の応答性能改善を2時間以内に実施=2時間以内にCPU,メモリなど迅速に増強して改善する。・・・(B)

と考えられます。

上記の(A)と(B)より、

リソース追加=CPU,メモリ及びディスク容量を追加応答性能改善

という風に3段論法的に考えられるという事です。

従って、表1の項番1は、
Web画面のリソース追加:応答時間は3以内で、越えた場合はリソース追加を2時間以内に実施 という風に置き換えるとキーワードは一致して比較して、リソース追加30分以内でできるのだから2時間以内は達成できてるなぁと、これなら判断できそうです。

⑥項番2の比較となる*(注)!!
*注:この考えだけでは前述の通り、稼働率の目標値(99.9%)が設問1での結果(98.20%)となってしまい、A社の99.5%で達成できてしまう。
ここは、ただの”稼働率”と、”プラットフォームの稼働率”とは違うのでは?となるフットワークが要求され、この部分はなかなかピンっとこないと難しいかなぁと思われます。

ここでもこういったフットワークは慣れを要求されるのかなぁと感じました。

したがって、
⑦は、該当チャプターの1つ前の〔クラウドサービスの活用〕内で、「プラットフォームの稼働率を99.9%以上にする必要があると判断した。」と書いてますので、実際は表1に書かれた稼働率は改善されている前もって表1に改善内容を反映してから項番1を比較 です。

また、こういった点も題意の中で、実際は表1に書かれた稼働率は改善されているが、問題文中は反映されていないという事を理解し、注意深く冷静に読んでますか?というような事を言われているように思えてきました。

⑧項番3の比較で、
復旧時間ですが、これは普通に比較して5時間以内が4時間以内だから達成やん!って素直すぎて怖いくらいで、もしかしたらっトラップあるんじゃ?って疑いたくなり性格が悪くなりますが今回は普通に比較してOKそうです。まぁこういう問題もあるのは助かります(笑)

④項番4の比較で、
障害発生時の連絡時間と、これもまぁキーワードは一致しており、A社は時間が不明瞭です。まぁこれがNGなんで、規定されていないから。とストレートに解答を書く勇気?が要求されますが、結果的に一番素直に回答すれば何も問題なかったと気づきます。

とまぁ、ここまでで設問2(1)の回答ができそうです。
結構長くなってしまいましたので、設問2(2)は次回という事で。

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