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2014年6月14日土曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編2)!! H24/問3・設問1を振り返って・・・

さて、H24/問3の設問1の題意を考えてみます

問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。
なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題をダウンロードして頂ければと。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス・過去問題 など

■プロローグ

全貌は大体前回で把握したので、今回は設問毎での出題者の意図とでも申しましょうか。
でも正直他人が考えた出題の考えなんて伝わるのでしょうか?と考えてみました。

もし誰も考え付かないのなら意図とは言わずにただの思い付きな気まぐれ問題となってしまいますが、それではきっとよほど気の合うやつか超能力者でない限り正解しないでしょう。

でわ、意図はどうやって探るかとなるわけですが、まぁPM1の問題よりもPM2の論文の方がもっとこの考えは生かされるのではないかと勝手に思っています。

で、どうすればって事ですが・・・

出題者だって人間だから、心理を読む・・・なんていうのはだめですよね(笑)

出題者が目の前にいて問題解くわけじゃあないので、唯一の手がかりはやはり、問題文しかないというのはまぁ当たり前です。
でも、それしかないので、正解は、問題文を読む。ではないかなと思います。

当たり前すぎるって?まぁそうですね(笑)
でも、具体的にちょっとやってみようと思います。

■問3・設問1
問題文抜粋すると、

[新システムへの移行方式検討]について、グループ2,4を後半で切り替える理由。

です。

まず、[新システムへの移行方式検討]について、・・・のチャプター部分、
もう、これは、いっぱいありますけど、ココですから他見ないでね。という気持ちではないかと・・・

で、グループ2,4を後半で切り替える理由。を問うた意図ですが・・・

まず、理由というからには、後半に分ける意味があると思われ、それを問うているという事です。
理由を聞く意味があると思うので、~~~なのは、~~~~だから。 となると思われます。

ここで、解答例を以下のように分けて考えてみます。(そんなひといないかもしれませんが)

後半で切り替えた場合(A)、

切戻し時に(B)

宿泊通知の再送ができないので、(C)

本番業務に影響を与えるリスクがあるから。(D)

Aについて
なぜ後半なの?っていう事なので、まぁ当たり前の出だしですけど、この言い方をしてるとまず方向性はあってるというくらい、出だしのフレーズは肝心でずれると文字数まで影響するのがもしかして出題者が分かって(そう?)たら凄いかも。

Bについて。
切戻し時を想定してこの理由があるという事で、キーワードはそのままここのチャプターに書かれていますので、ちゃんと読んでるか?という事でしょうか?

Cについて
宿泊通知の再送ができない。のできるできないは、表2を見ないとわからないので、つまり、表2を見て考えてるかこいつは?(表現雑ですいません)という事でしょうか?

Dについて
で、ここが一番の肝なのかなって思われます。というのも、切戻しリスクを最小(ゼロ)とかいう意識を持ってれば、このリスクが、本番業務に影響する。影響してはダメ!!という、本番障害対応を行った経験者は真っ先に考えが浮かび有利かもしれません。
つまり、切戻し失敗してしまったら本番データを基に戻せなくなるためデータ同期がとれなくなった
もうそうなったら(切)戻して、元の状態に戻すしかないのですが、その時に失敗しない事は当たり前ですが重要なファクターとしてインプットすべき点です。

というような話があまりイメージがわかない人にとってはそのあたりは軽く、リスクを低減するためとしか書かれていません。直接触れていませんが部長はリスク最小となる移行計画書を作れ。とだけしか言われていません。
リスクには移行時のリスクと、切戻し時のリスクの2種類があってどちらもリスク対策として移行計画書には記載されているはずと思われます。

で、特にここの箇所はどういう内容だろうかと想定するに、

移行のリスク対策(予想)。
・リスク:、全ファイルを移行日に一斉に移行すると約束の1時間をオーバーしてしまう。
・対策
①移行日の1か月前から新旧平行運用開始して蓄積ファイルだけ先に新システムに移行
②前半後半の2グループ(以下Gr)に分けた順次移行とする。
③順次移行とは、前半:Gr1→Gr3 ⇒ 後半:Gr2→Gr4
<以下略>

という感じでしょうか?

で、切戻しリスクは、

切戻しのリスク対策(予想)。
・リスク:、新システムに移行したデータの同期を現行システムに戻せない
・対策
<以下略>*

*ここは詳細な切戻し方法は書かれてませんので不明です。

リスクの意味を把握し、ここでの問題は後者・切戻し時のリスクとなるからです。
現システムに戻せる。というような内容で本文中にも書かれています(本当にできるかのテストは受入れテストの障害テストでやっているようですけど、大丈夫か?というのはまぁそれは置いといて)

前者・移行リスクは、1時間で移行できない場合などですが、後者の切戻しは元の現システムの状態に戻らなくなってしまうは最悪ですが、もしくは戻らなくなって復旧時間がかかってしまうなどを示してると思われます。
そのため、結果的に本番業務に影響が出る。となります。

ただ、出題趣旨を、上記のダウンロードで模範解答内で、以下のように書かれてました。
<以下抜粋>
システムの切替に当たっては、提供中のサービスに影響を与えないように、リスクを最小限にする必要がある。

そのものずばりこここで問うているのかなと思われます。

■所感
通常、現システムのバックアップがされるべきと思われるのですが、完全切替で現システムになった瞬間ならまだ良くても、しばらく日にちが経過してから発覚なんてことがあると、戻すのはもう不可能かもしれません。そのような話は当然本問では問われてませんから考える必要はないのですが、(一応)経験者になればなるほど余計なこと考えてしまうのです。

しかしながらこのような試験問題の回答に限っては自分の知識ではなく書いている事実だけの範囲で実際は良くても悪くてもその内容で回答する事がむしろ、未経験者の方が有利なんじゃ?って思ったりもします。
などと書きましたが、そういいながら、これは知識で解くしかないよ?的なのも問題によっては出てくるのでその見極めが出来る点は結構重要なコツかもしれません。

以上。

とまぁこんな感じで懲りずに、問題文と回答を見比べて我流の主題者の意図を探っていこうと思います。

次回は、問3・設問2です。

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