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2014年6月29日日曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編7)!! H24/問1・設問2(1)を振り返って・・・

今回は設問2です。
前回の設問1と同様のキーワードが設問文中にありました。

■題意の前のアプローチ構想について

設問1は、サービスレベル目標を達成するため でしたが、

設問2(1)は、サービスレベル目標を達成できない理由 で、

設問2(2)で、また、サービスレベル目標を達成するため でした。

こうやって見ると、もうほとんど、サービスレベル目標達成 という言葉の自己暗示にかかりそうな勢いです(笑)

まぁこの分では設問3もなんか同様なキーワードがありそうな気がしますが・・・

今回は設問2という事で、そういう観点から考えてこのキーワードの中に題意=出題者の思いが入っているのではないかと思われます。

さて、題意という事になるのですが、当然サービスレベル目標とは何か?がポイントと思われます。

前回の場合は、稼働率でした。で、今回は、下線アを読んだだけでは敢えてわからず、答えは表1に隠されているという用に受験者を誘導?しています。

この場合、解答時のアプローチは、以下の3ステップの手順となると思われます。
①設問2(1)を読む ⇒ ②該当チャプタ内・下線アを読む ⇒ ③表1を読む です。

しかしです!!

当然これを読んで表1を見ない人はまぁいないと思いますが、よく考えたら、設問2(1)の文中で、表1を見る事と、それだけでなく、A社が候補から対象外となった理由は何ですか?という風に、それだけで十分理解できるので、わざわざ下線アを読む必要はなかったという結果論ですが、まぁそういう事です。

つまり・・・解答時のアプローチは、この場合、
①設問2(1)を読む ⇒ ×②該当チャプタ内・下線アを読む ⇒ ②表1を読む の2ステップの手順で解けるため、1ステップ減るのです。

え?別にどうでもいい事ですって?

まぁそう思う人もいるかもしれませんが、限られた試験時間で1分、いや、1秒でも時間を軽減出来るならばそれに越したことはないと思うのは僕だけなのでしょうか?

くどいかもしれませんが、一応、設問2(1)の問題文の下線アの言葉を組み込んで書いてみます。

本文中の下線ア(A社の標準サービスでは、表1に示されたサービスレベル目標を達成できない)について、A社の標準サービスでは表1に示されたサービスレベル目標を達成できない理由・・・・

となると思われ、太字部分わざわざ同じことを書いているという僕の説明が分かって頂けるかと思います。

で、こう考えます。僕が(勝手に)想定する一般的な解答アプローチです。
注:一応、例によってまったく本文を頭から読まずにいきなり設問から始めたと仮定します。

Step1:設問2(1)を読む
Step2:下線アを読む

↓ ・・・ ここで思考時間。

(頭の中で)あぁこれ(下線アに書かれた文)って設問の中で改めて書かれてたのとおんなじこと書いてるんじゃ?と考える

Step3:表1を読み始める。

さて、Step2~Step3までの時間、あなたはどれだけかかりますか?
その時間、他の思考時間に割り当てた方が得だ!!と思いませんか?

とまぁそう書いておきながら、そんな事は結果論で、結果的に人はそういう時間の浪費も踏まえて問題を解くんじゃないのかって思ったりもします。

下線スキップ法
(本章は、脱線してしまってますが、どうしてもやってみたかったので)

そこで、設問に書かれてる文中について今回も以下の観点で他の設問でも通用するかをちょっと試してみれたらと思います。この考え方を!!下線スキップ法とでも呼ぶ事にします(笑)。
当然、この下線スキップ法は、設問の中で下線xxxについて・・・・という風な出だしになった個所で適用できるかという事になると思われます。

◆検証1
例えば、前回の問3の設問3(2)についてどうでしょうか?
ちょっと
書いてみます。

本文中の下線イ(対応に手間取った)の再発防止のために実施すべき内容を・・・述べよ。

となりました。
う~ん・・・どうですかねぇ~。下線スキップ法とは、下線部分をスキップして問題を解くという事ですから、この場合は、対応に手間取るという個所を読まずに、問題が解けるか?という事にまぁなりますが、再発防止のため・・という事で、今回発生の障害は何だろう?って考えると、まぁ下線イの箇所(対応に手間取った)は、回答に時間がかかっててんやわんやな状況描写だけにも思われるので、まぁどっちみち下線イのリードバックを実施して解答に時間を要した事が障害内容だと十分理解できそうなので、まぁこの個所は文が短いので読んでもあまり大差はないかもしれませんが、方式として成り立つかという意味ではまぁセーフな感じです(と思われます)。

◆検証2
調子に乗って、問3の設問1でもやってみます(やらせてください)。

〔新システムへの移行方式の検討〕について、下線ア(前半でグループ1、グループ3の順に切り替え、後半でグループ2、グループ4の順に切り替えることにした)のように後半でグループ2とグループ4を切り替えることにした理由を・・・述べよ。

太字が見事一致です。次に方式として成立するかですが、下線アをよまなければ前半の切替順がまぁ分かりませんが、後半での切替順の理由を問われているという事は十分わかり、そのまま下線アのリードバック(1つ前の文から前に向かって読む)でいけそうな気がするのでは?と思われます。

結論
まぁ今回は比較的うまくいったというかもしれませんが、時間軽減、もしくはあまり時間が無いぞって思った時は、思い切って使ってみる秘儀って感じで以下のような手順で使用してみようかと僕は思いました。

下線スキップ法
①下線xxという設問文が出たら、本文中の下線xxを敢えて読まない。
もし、設問を読んでも下線を読まないとこれはわからないかな?って思ったら、
この方式は潔く捨てて下線部分を該当チャプターから探して読んでください。

②①で十分設問の意味が分かりそうなら下線xxの1つ手前をリードバックして読む

(注:この方式を使った事でのお問い合わせや苦情などは受け付けません)


さて、まぁ気が済んだので、本論に戻ります。
■設問2の題意を考える

かなり脱線したので、ちょっと忘れた方のために、ここでのキーワードは、サービスレベル目標の達成 でした。

設問2(1)の場合は、A社では達成できない理由で、(2)はB社が達成できるようになった理由
でした。

題意で考えるに、まず会社選定を行うための指針となるものが必要で、それがサービスレベル目標となると思われます。

当然それは表1で書かれているから、表2でA社とB社の2社でコンペを行ってどっちが最終的に決まったか、という第三者的に考えるのではなくあなたが会社選定を任された場合、どちらを選びますか?またそれはなぜですか?という観点をそれぞれNG理由とOK理由を問いながら、実際の受験者(あなた)の能力を見ようとしているのでは?と思いました。

後は、この問題、表1と表2の比較をすればよいと言いながら、項番2の稼働率は設問1の値を使ってはいけなかったり、表1と表2の項番1のキーワードが一見異なったりと、色々と考えさせられてしまうトラップが仕掛けられているなぁと感じました。

■最短最速の解答アプローチの考察
さぁ今回も考えてみます。

まず設問2(1)です。
一応、下線スキップ法も使います(笑)

◆アプローチ考察。
①設問2(1)読む

②下線アの1つ前の文「A社およびB社のプラットフォーム提供サービスの内容を比較」に着目

③比較するためのサービス内容をキーワードで探すと、表2内にあると”当たり”をつける

④比較なのだから、表1と表2の項番で比較しようと考える

⑤項番1の比較×
→これは項目のキーワードが不一致です。題意を考えるに、応答性能の性能についての理解を問うているのかなぁと感じます。
流れ上、応答性能=リソース追加?なのかなぁって考えたくなりますが信憑性が懸念されます。

というのも、性能というキーワードは表2ではなく、同じく対応するはずのキーワードは、リソース追加という事になります。つまり、性能=リソース とまぁ少し乱暴ですが、そんな感じです。
そのようなくだりが書かれているのでしょうか?それとも当たり前の知識なのでしょうか?

そうすると、該当チャプター〔クラウド事業者の選定〕内でキーワード:リソース追加をサーチすると、「両社のサービスでは、いつでもリソースの追加依頼が可能で、システムを停止させずに、CPU,メモリ及びディスク容量を追加できる・・・
とありましたが、応答性能というキーワードは特に見当たりません。
ただ、表2のリソース追加=CPU,メモリ及びディスク容量を追加・・・(A)

と考えられます。

しかし、応答性能キーワードで、前のチャプター〔クラウドサービスの活用〕にて、「Web画面の応答性能が低下した場合には、CPU,メモリなど迅速に増強して改善することにした。」と書かれており、ようやく応答性能というキーワードがヒットしました。

これは、表1の応答性能改善を2時間以内に実施=2時間以内にCPU,メモリなど迅速に増強して改善する。・・・(B)

と考えられます。

上記の(A)と(B)より、

リソース追加=CPU,メモリ及びディスク容量を追加応答性能改善

という風に3段論法的に考えられるという事です。

従って、表1の項番1は、
Web画面のリソース追加:応答時間は3以内で、越えた場合はリソース追加を2時間以内に実施 という風に置き換えるとキーワードは一致して比較して、リソース追加30分以内でできるのだから2時間以内は達成できてるなぁと、これなら判断できそうです。

⑥項番2の比較となる*(注)!!
*注:この考えだけでは前述の通り、稼働率の目標値(99.9%)が設問1での結果(98.20%)となってしまい、A社の99.5%で達成できてしまう。
ここは、ただの”稼働率”と、”プラットフォームの稼働率”とは違うのでは?となるフットワークが要求され、この部分はなかなかピンっとこないと難しいかなぁと思われます。

ここでもこういったフットワークは慣れを要求されるのかなぁと感じました。

したがって、
⑦は、該当チャプターの1つ前の〔クラウドサービスの活用〕内で、「プラットフォームの稼働率を99.9%以上にする必要があると判断した。」と書いてますので、実際は表1に書かれた稼働率は改善されている前もって表1に改善内容を反映してから項番1を比較 です。

また、こういった点も題意の中で、実際は表1に書かれた稼働率は改善されているが、問題文中は反映されていないという事を理解し、注意深く冷静に読んでますか?というような事を言われているように思えてきました。

⑧項番3の比較で、
復旧時間ですが、これは普通に比較して5時間以内が4時間以内だから達成やん!って素直すぎて怖いくらいで、もしかしたらっトラップあるんじゃ?って疑いたくなり性格が悪くなりますが今回は普通に比較してOKそうです。まぁこういう問題もあるのは助かります(笑)

④項番4の比較で、
障害発生時の連絡時間と、これもまぁキーワードは一致しており、A社は時間が不明瞭です。まぁこれがNGなんで、規定されていないから。とストレートに解答を書く勇気?が要求されますが、結果的に一番素直に回答すれば何も問題なかったと気づきます。

とまぁ、ここまでで設問2(1)の回答ができそうです。
結構長くなってしまいましたので、設問2(2)は次回という事で。

2014年6月28日土曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編6)!! H24/問1・設問1を振り返って・・・

という事で、設問1の題意を考えてみます。

■題意
まず設問1ですが、稼働率がキーワードで、表1だけ見れば、
まったく中の文章を読まずに解答できたりします。

まぁそれはともかく題意は出題者の考えという事なので、
まさか、中の文章読まなくても稼働率は表1だけで解けますよ~
って事ではないと思いたいです(苦笑)

まず、出題者が言いたかったこと、思いがこの設問の文章でどこまで
伝わるかはありますが、少なくても僕が感じた所感という事となります。

そういう観点で文章を読むと・・・

Wサービスのサービスレベル目標を達成するために・・・という個所が気になりました。
この表現は、そこかしこで達成するため。とか達成できないとか、目標の達成度に対し
ちょっとしつこい?(すんません)くらい書かれているように思えます。

つまり、もしかしてこの、サービスレベル目標の達成が言いたかった事なんじゃないかなぁと思うわけです。

■設問1としての題意
それではそのあたりを注視して再度設問を見ます。
サービスレベル目標のポイントは、稼働率ですね。
ここで、サービスレベル目標達成するために必要な稼働率を求めるのですが、テスト問題という枠ではなく、実際の現場で、サービスレベル目標を策定することになったとした場合、当然、お客様には、うちのシステムの稼働率は、xx%であります。と言い切れないとサービスマネージャとは呼べないですからそれくらいはもちろん堪えられますよね?的な意味なんじゃないかって思いました。

■そもそも稼働率って・・
題意はまぁそんな感じとして、ここで、そもそも稼働率っていうのをサービスレベル目標にする意味、意義は何なのかって事をお分かりの人もいらっしゃるでしょうが、僕の勉強のために記録です。

それには稼働率を求めるための情報は何かという事からわかりそうかなと思い、表1を見ます。

そこには、基本1年(24時間365日)稼動、といっても計画停止は毎月第3日曜日の23時から、翌8時までとする。それだけでなくサービス停止というのもあって、それは50時間以内。

とまぁこういう情報となり、ここから稼働率が求められるというわけです。

これは一体どういう事を言いたいのかという事になりますが、システムは1年間休まずに動いているかというと実はそうでなく停まってるときもあるので、稼働している割合は100%ではないです。という指針を示しているという事なのかなと思われます。

稼働率が高いとか低いとか言われるときの考え方となり、基準がないため、サービスレベル目標という中で、お客様と決め事をする必要があるという事ですね。

そもそもサービスレベル目標の決め事はお客様が当然合意の上での決め事であり、合意=Agreeという事で、サービスレベルアグリーメント、通称SLAと呼ばれる決め事が重要となるのだなと理解しました。

■要するに
で、これは、いつも(毎年)守れるかという事で、このシステムに対する保守がちゃんとできたという評価にもつながるのだろうなという事です。
例えば、機械が壊れやすくて、システムが頻繁に停まってしまってしまうようでは、稼働率が悪いという事にもなるし、そうならないためにも復旧時間が重要となるのだと思われますが、この復旧時間は後の問題でも結構出てきますので、ココではあえて触れません。
で、稼働率を守るためには、システムを目標時間内で停めない事っていうのが大前提となるのです。

で、上記の場合、ちょっと思ったのは、サービス停止の時間が”以内”です。というのは曖昧です。
もしかしたら、これは停止時間が、1年間で最高50h+計画停止108h(9時間×12時間)の、
計158hの中でだったらまぁ目標達成という事なので、機械(サーバ機器とか)壊れても時間のバッファがあってサービス停止は曖昧なので今回やらない事にすれば50時間以内に復旧すればいいんじゃないかなって思ったりもしました。

そういう意味で、”以内”というのは結構、サービスエンジニアにとっての余裕にもなるのかもしれないなと問題には全く関係ないですが思ったりしました。

■最後に
題意というのを考えながら感じたのは、問題を解いて頂きさえすれば何でもOKっていう観点でなく、
もっと言えば、合格、不合格関係なく大切な意味合いを知って欲しいという思いは隠されているのかもしれないなと思いました。ただ、限られた時間内ではそこまで考えてたらアウト~なので、振り返って考えるとそういった発見があるのかなぁって思ったりしました。

そういう意味でも、心得帖にばっちり記録しておこうと思いました。

という事で、設問1はまぁこの辺で。

次回は設問2ですかねぇ。

2014年6月26日木曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編5)!! H24/問1(全体)を振り返って・・・

問題回答編 H24・問1より、題意考察編のまとめをしようと思います。 
■H24・問1(全体)
テーマについては、サービスレベル管理についてとなっています。
このサービスレベル管理(SLM)とは、問題の中では管理という言葉はなかったように
思います。
という事は、この文全体でその管理を言い表しているのだなと思いました。
とにかく、この問題のキーワードはなんといってもサービスレベル目標でした。
で、この目標を遵守するために、目標を業者を選定するための決定指針としたり、
システム使用時のユーザ標準としてレスポンスの3秒ルールを目標としたりです。

■問題アプローチ・序論
問題全体でアプローチした感触は、本当に文全体をはじめから読まなくても
問題を解答する事はできなくはないのでは?と奥歯にものの挟まった回りくどい言い方
ですが、要するに、最初からバカ正直(失礼!)に読んだら時間勿体ないって思いました。
例えばです。
設問1の場合、表1の項番2の中だけで、十分解答できました。
でも普通、設問1を最初から読まずに冒頭から、え~とZ社は、スポーツ用品製造する中堅企業なのか・・・で、商品は全国の小売品で販売。。。。と。
あと、担当は営業管理部なのか・・・で、システムはWシステムといって・・・・M部長からU氏が任命された・・・と。
などとまぁ今書いたのは問題解くためには全くと言っていいほど関係のない情報でした。
つまり、です。
これらどうでも良い情報を時間かけて読んでいる間に設問1の計算問題の解く時間がどんどん削られているという現実は、そう考えると、どれだけ恐ろしいかという事が分かって頂けるかと思います。
という事で、多少の博打感はまぁあるかもしれませんが、少なくても設問から先に読んでいく方が解答に考える時間が増えるのではないかと思いました。

■問題アプローチ・本論
今回、本ブログ?もしくは最初の問題回答編のブログで書いたかと思いますが、問題アプローチしている時の最短最速なフットワークとはどうあるべきかという研究です。
今回の場合、、、まぁ既に回答している手前結果論というわけですが、
この方法でもし本番でアプローチできたら凄いし、恐らくそれが最短最速なのではと思います。
設問1から、
①いきなり設問1だけ読む。
表1の項番稼働率のサービスレベル目標の中の文章だけを読む。
②だけの情報で問題は解けそうと瞬時に判断
④②の情報で計算問題として稼働率を算出
四捨五入の規約に注意して解答。
設問2(1)へ
①設問2(1)だけ読む
②キーワード:A社の標準サービスを書いている表2が目につく
③表2の項番と表1の項番の並びが同じと気づき比較しようと考える
実はここから、文章を読まないと引っ掛けがある。
引っ掛けその1表1と表2の項番の項目が異なっているが結果的に同じ
→表1だがレスポンス許容時間3秒とそれを過ぎたら2時間以内改善という
2大目標があるのだが、表2の項番1は、後の2時間以内の性能改善の事
を指し、それがリソース追加の所要時間だと気づく必要がある。
つまり、応答性能改善CPU、メモリ及びディスク容量を追加リソース追加
に結びつくという事であるが、この話は該当チャプター「クラウド事業者の選定」
にて書かれているため、文を読み込む必要があった。
(しかし結果論だが、項番1の表1と表2が違うからここはスルーでも結果的にまぁ
正答してたと思われる。)
設問2(2)へ
設問2(2)から先に読む
②A社ではなくB社のみ特化して考える必要があるので、表3を見る

③表2のB社の条件だけではとても目標に達しないが、表3を追加したら達成となった事に着目

④表3は2つのオプションであるが、問われているのが項番1のリソース追加の所要時間なので、その事についての目標が解答となる

設問3(1)へ

①障害時に関するサービスレベル目標に対する問題=目標達成できない事で”当たり”をつける。
つまり、サービスレベル目標で、障害関連目標は、以下の2つに絞れる。

以下のどっちかを言ってるだろうと想定される”当たり”
・プラットフォームの復旧時間
・障害発生時の連絡時間

②下線イを読み、確認作業を1時間以内に改善とあるのを見て、たとえば、連絡時間であった場合は、見地から30分以内とあり、この話は、検知から30分後にサービス利用者に連絡された後、復旧する方針で実施する復旧時間の制約条件5h以内というところが関係だとほぼ推定。

③問われているのは問題の内容を解答する事であり、そのサービスレベルが、5h以内に復旧で、そのうち1時間30分は確認であった場合、作業時間は残り最大3時間30分しかない
ところが、今回採用されたB社の標準サービスは、表2より復旧時間は4時間以内となっているので、作業時間が3時間30分を越える事も十分に想定され、越えた時が問題であるという事だと気づく。

④③の内容を簡潔に50字以内で解答。

設問3(2)へ

Web画面の応答性能という事で、表1より、応答時間は3秒以内という点に着目。

初期提供期間というキーワードで、下線イより後の文章から読んでみて以下がヒット。

期間は2か月間

期間中は利用者数に見合ったリソースで運用開始方針・・・・(A)

アンケート方式による顧客満足度調査実施 ⇒ これは(3)なのでこれ以前の2つが関係。

③②の文章で、リソースというキーワードが他で使われているのに気付く

・本格サービスの利用者に見合ったリソースを追加する計画・・・・(B)

④②の(A)、③の(B)より、リソース(データ容量)は、以下の計画で考えており、それを気にしている、つまり、確認すべき事項と考えているのではないかと想定。

初期は利用者数程度のデータ数⇒<OKなら>⇒本格サービスの利用者数相当データ追加

⑤④を問われている確認すべきことという内容で解答。

設問3(3)へ

顧客満足度アンケートで質問というキーワードでサービスレベル目標が関係するのは、何であろうかという観点で、この解答には、これ以上の文章を読むところはない。

②つまり、関係するのはシステムを使った時のレスポンス(3秒ルール)と気づき、解答は、表1のサービスレベル項目に書かれている言葉と、●●●●満足度。という風に記述。

とまぁ、問1の最短のアプローチはこんな感じではないかと思われます。

それで気づかされるのは、結構本文を読んでいないキーワード抜き出しただけでも十分解答で着そうであり、しかも時間短縮されて見直しの余裕や少し分も読んでみる時間もできるので、上記のようなフットワークを磨きたいと思いました。

というわけで、
次回は、やはり、僕なりの勝手な出題者の題意の考察をやってみようと思います。

2014年6月21日土曜日

ITSM 心得帖・移行計画時の心得。

ITSM 心得帖 1巻。という事で、ここに記録しておきます。


今回は移行計画時の心得です。

この心得帖を印刷して壁に貼るなり、枕に敷くなり(笑)、床の間に飾るなり・・・
まぁ魔除けには決してならないかもしれませんが(苦笑)

少なくても自分的に役立つ心得帖という事で、巻物風に仕立ててみました♪


で、この巻物に書かれていることと違うような内容が問題に書かれていると判断した場合は、
間違いなく、出題者の題意が潜んでいると思われます。


という事で、次回はどんなテーマかなぁ~




僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編4)!! H24/問3・設問3を振り返って・・・

さて、H24/問3の設問3の題意を考えてみようと思います。

◆といながら・・・例によってプロローグ
まず今回、前回書いたように設計の甘さが障害を招いたのですが、本当にこういう時いつも思うのが、
設計品質の悪いのは、設計した人(ITサービスマネージャ)だけではないという事です。

設計作成には、(通常は)レビューがあり、さらに運用系のテストであればお客側も混ざってくると思います。でも、にもかかわらず、テストデータが昔の考え方に沿って作られた。というのとかは、完全に人任せとしか言えないような状況だなぁと感じました。
まぁそういう事でもさせない限り問題にもならないんでしょうが。。。
もしかしたらそういう観点で文章を読めば、あぁこの考え方とかはきっと後で大変なことになるんだろうな的な”当たり”をつける事で役立つかもしれません。

いずれにしろ、この障害が起こったことの原因とヘルプデスクの障害対応遅延というところが次の焦点のようです。

◆設問3
ここでの問題は、以下の2つでした
サービス利用量が最大になる時間帯に処理遅延
→負荷テストがNGデータ使用したからでは?という考えになるのは自明ですので、それを簡潔に書く。という事のようですね。
障害時のサポート対応に時間を要する
→該当のチャプター部分の冒頭で、ヘルプデスクに移行計画の説明を最初はしたけど、早期リリース計画の話は部長との間だけの合意事項で他のものは誰一人としてそんな事実は知らないという状態をこの問題のために作ったようなストーリー展開だなぁと感じられるようになれば、もうこの問題は怖くないのかなぁと思いました。
で、題意としては、スケジュール変更などの情報共有はきちんと手を抜かずにやるべき当たり前の作業。と考えられているか、それくらい知っておいてね。的な感じでは?と思いました。

◆(1)
(1)処理遅延は結果的に起り、移行は成功したといっても元々の考えがNGだったのでまぁ仕方ないというか自業自得というか・・・ですが、ここではその問題点を問われています。
問題点はもちろん、移行データに問題があった事です。
ただこれらの意味を知っていても、解答する立場で問題と感じるのは書き方です。
恐らく問題文中で、現在のデータの様子は昔と違うぞ的な表現が書かれているはずで、そこの部分を考えるべきです。
つまり、この問題は、そもそもこのシステムをリニューアルする意味であったはずなのに、全くそれが反映されていないという事だと思いつけば、自ずと、このシステムのリニューアルする理由を書いている個所を文中からリードバックし、それはチャプタの『宿泊通知システムのリニューアル』で書かれてるはずだと”当たり”がつくようなフットワークを身に着ける必要もあるなと思いました。

この”当たり”をつけるフットワーク(俊敏な身のこなし)は課題となりそうです。
ただ、このフットワークはやはり問題を何回も解きながら、業界標準パターンを身体で覚える事かなと
思いました。そのためにどうすべきか・・・要工夫です。

(2)ヘルプデスクの処理遅延が起きたそもそもの原因(問題点)を問われています。
まぁこれも原因はITSMのスケジュール変更による関係各位への周知がやっていなかったためであるが、こういったのは、なぜ起こるのだろうと考える。

1つは、マネージャレベルになれば、全体への影響を必ず確認する必要があるという事を忘れると、
こういう事になりますよ。という題意なのかなと思われます。

今回の場合は、スケジュール変更に対する関係各位への周知徹底がされておらず、特にヘルプデスクへの変更連絡が怠った点が問題点だと気づくフットワークが必要と思われます。

という事で、H24・問題3のテーマであるアプリケーションの受け入れという事の全体題意については、IPAの採点講評は、これこそまさに採点者の気持ちをズバリ書かれている題意そのものを知る方法なんだという事で、とても参考になると思います。


という事で、次回は次の問題を振り返ると思いますが、その前に、喉元過ぎれば熱さを忘れないように、上記採点講評を参考(抜粋)にしながら記録する事にします。

題して、”ITSM 心得帖” です!!
一杯集まったら、纏めて書籍化したいです(って、まぁ嘘ですが・・・)

今回はこれにて御免(にんにん 笑)

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編3)!! H24/問3・設問2を振り返って・・・

ずいぶんとブランク空きましたが・・・

さて、H24/問3の設問2の題意を考えてみようと思います。

◆といいながら・・・まずはプロローグ
それにしても、一介のまだ合格もしていない輩が、題意なんか考えられるのか?ってふと自分でも
思ったりしますが、この題意を考える、いわゆる出題者の気持ち(感情移入までできたら凄い?)に
なってさえすれば、的を外れた解答をしないですむのでは?と思ったからです。

というのも、解答は、字数が決まっているだけでなく、その中に問題の意図している内容を簡潔に
記述して答えないといけないという、問題解けたらいいんじゃ?っていう僕のような人には、けっこう
ハードルが高いなぁと、高度情報処理の午後の試験、恐らく全般で言えるのではと思われます。

たとえば、尾ひれをつけて説明を分かりやすくする部分と、尾ひれつけなくても別に分かる記述
分かれるのではと思いますが、心の優しい僕(笑)は、わりと尾ひれをつけて説明をしてしまい、
却って、本題は何なのか?結果的に何を言いたいのか?などが応えていても、相手には届かない
状態となってしまっているためです。

こういう人は、逆に、簡潔で(僕的には)味気のない面白味のない文章と感じてしまい、あぁ~、
なんてつまらないんだろう。って思うことしばしば・・・

でも考え方を変えると、え?そんな簡単な言い方でいいのかぁ。的な回答がなんと多い事か・・・
で、思ったのは、要は、この簡単と思えるような回答の仕方をマスターできないか?という事です。

そこで、まずは題意を考えるという事と、その題意に沿った回答内容だけを記述する。という事ではないかと考えました。

◆で、今回設問2について・・・
まずそれぞれ(1)~(3)までの何を問うているか書き出してみると、
(1) 利点を●●●●●以外の観点から述べる。
(2) 作業内容を述べる
(3) テスト要件として適切な内容を述べる
でした。

◆(1)
(1)のポイントは、利点、良いところ。ですが、1つの利点は既出ですので、もう一つ他にあると
いう事を教えてくれ、なおかつ、ここに題意が潜んでいるような気がしました。

(あくまでも)個人的ですが、もしかしたら、ファイルを本番移行する際に気を付ける点を知っていないとだめでしょう。という気持ちから。1つは時間を短縮して早く正確に移行元から全ての件数を移動させる事。というのはすぐに思いつくかもしれないが、あともうひとつ移行の前後でファイルメンテを同じように実施、現行でファイル追加されれば、同じデータを移行元のデータでも追加しておく必要がある。という
のは一見、面倒だなぁとは思うが、移行本番で移行をやらなくても良いなどにあたっては、なぜ前もって移動させるとメンテの同期が大変なのに実施したかの理由でもあると考えられる。

で、文章では、時間ともう一つ、移行が失敗した時のための切戻しのリスク対策という点に着目して欲しいと言わんばかりに、リスクが最小限になるように。と、部長から言われ、リスクを洗い出し、考えられる事は、移行なのだから、行きと帰りがあるという事で、行きは、もちろん、正常な方向でタイムリミット1時間しかなく間に合わないという課題、そして帰りは、失敗してデータを元に戻す事が必要な場合は速やかに実施するという意味の切戻し対策となります。

で、この切り戻しを成功させる究極は、何もしなくても同期取れているという状態。なんだと思われます。
そんな魔法のような事を実現させるためには、移行前後で常に同じ状態であれば、戻す必要はないと
いう事という、時間短縮だけでない利点という事で、まぁなんてグッドアイデアなんでしょう。

それはともかく、それが解答であったという事ですので、前述のように簡潔に回答となります。
唯一尾ひれをつけるとしたら、もう一つの利点は切戻す必要がないという事を模範解答のように書くのだけれど、これを見て、やはりこういう書き方を体で覚えるしかないのかなとも思いました。

身体で覚えるってどうすんの?という事については、これらの問題を解きながら考察できればと思います。

◆(2)
見直すと、さらに移行時間を短縮できる作業があり、それは何か?という事ですが、ここに題意がある
という事です。
逆に考えると、見直していない良くない箇所がありますよ。気づいてね。となります。
で、その見直していないのがITSMとして重要な点ですから、気づくのは当たり前ですよね。って感じで
出題していたとしたら。。。って考えてみますと、ここに書かれている移行計画がダメなんだという観点で読み進める事にします。
あと、見直せば移行時に”時間短縮”できるファイルがある。という風に解釈できたら、解答まではあと一歩だったようです。
あとは、身体で覚える簡潔な回答に慣れる・・・ですね。
で、今回の具体的に記述の部分は、ファイルを事前に移行だけでなく、事前に移行できるのは過去データで直接影響がないため、(具体的に)過去のファイルを事前に移行という意味をストレートに書いて欲しいのだと気付かされると同時に、このような移行案件は事前に移行できるファイルなどを洗い出し、できるだけいっきに移行でなく段階的移行が望ましいようである。

◆(3)
テスト要件として適切な内容。ですが、テスト要件が不十分な点を敢えて適切な内容に変えて述べさせるところが引っ掛け?なのかも。
一度悪い、不十分な点は何かを考えさせてからじゃあ正しくはどうであるべきだったのかと考えさせる問題なのかと思いました。
そのため悪かったのと正しいのと2種類考えなければいけない点がポイントですね。

テストの要件をITSMの立場でどこまで把握しなければいけなく、そしてそれが正しい考え方なのかという事などを判断できるか?といった感じでしょうか?

まず不十分な点は、そもそもテスト要件は何があり、正しくなかった理由は何かという事まで把握している理由があるのではと思います。
使ったテストデータは構築当初の考えで負荷テストしたという事です。
1、ただ、そのころとは規模が違うという事、
2、移行する時間帯がよりによってもっとも負荷がかかる時間帯だという事。
などが負荷テストとして不適切であったと思われます。
そのため逆に適切な内容は、本番環境のこの負荷の高い時間帯で、1時間以内に移行できる事。これこそが今回一番守らなければいけない制約条件であるという事です。

さぁいよいよ設問3ですが、
問題は、このテスト設計品質が悪かったためにおこる障害をどれだけ把握できるかという観点のようですは、それは次回。

2014年6月14日土曜日

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編2)!! H24/問3・設問1を振り返って・・・

さて、H24/問3の設問1の題意を考えてみます

問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。
なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題をダウンロードして頂ければと。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス・過去問題 など

■プロローグ

全貌は大体前回で把握したので、今回は設問毎での出題者の意図とでも申しましょうか。
でも正直他人が考えた出題の考えなんて伝わるのでしょうか?と考えてみました。

もし誰も考え付かないのなら意図とは言わずにただの思い付きな気まぐれ問題となってしまいますが、それではきっとよほど気の合うやつか超能力者でない限り正解しないでしょう。

でわ、意図はどうやって探るかとなるわけですが、まぁPM1の問題よりもPM2の論文の方がもっとこの考えは生かされるのではないかと勝手に思っています。

で、どうすればって事ですが・・・

出題者だって人間だから、心理を読む・・・なんていうのはだめですよね(笑)

出題者が目の前にいて問題解くわけじゃあないので、唯一の手がかりはやはり、問題文しかないというのはまぁ当たり前です。
でも、それしかないので、正解は、問題文を読む。ではないかなと思います。

当たり前すぎるって?まぁそうですね(笑)
でも、具体的にちょっとやってみようと思います。

■問3・設問1
問題文抜粋すると、

[新システムへの移行方式検討]について、グループ2,4を後半で切り替える理由。

です。

まず、[新システムへの移行方式検討]について、・・・のチャプター部分、
もう、これは、いっぱいありますけど、ココですから他見ないでね。という気持ちではないかと・・・

で、グループ2,4を後半で切り替える理由。を問うた意図ですが・・・

まず、理由というからには、後半に分ける意味があると思われ、それを問うているという事です。
理由を聞く意味があると思うので、~~~なのは、~~~~だから。 となると思われます。

ここで、解答例を以下のように分けて考えてみます。(そんなひといないかもしれませんが)

後半で切り替えた場合(A)、

切戻し時に(B)

宿泊通知の再送ができないので、(C)

本番業務に影響を与えるリスクがあるから。(D)

Aについて
なぜ後半なの?っていう事なので、まぁ当たり前の出だしですけど、この言い方をしてるとまず方向性はあってるというくらい、出だしのフレーズは肝心でずれると文字数まで影響するのがもしかして出題者が分かって(そう?)たら凄いかも。

Bについて。
切戻し時を想定してこの理由があるという事で、キーワードはそのままここのチャプターに書かれていますので、ちゃんと読んでるか?という事でしょうか?

Cについて
宿泊通知の再送ができない。のできるできないは、表2を見ないとわからないので、つまり、表2を見て考えてるかこいつは?(表現雑ですいません)という事でしょうか?

Dについて
で、ここが一番の肝なのかなって思われます。というのも、切戻しリスクを最小(ゼロ)とかいう意識を持ってれば、このリスクが、本番業務に影響する。影響してはダメ!!という、本番障害対応を行った経験者は真っ先に考えが浮かび有利かもしれません。
つまり、切戻し失敗してしまったら本番データを基に戻せなくなるためデータ同期がとれなくなった
もうそうなったら(切)戻して、元の状態に戻すしかないのですが、その時に失敗しない事は当たり前ですが重要なファクターとしてインプットすべき点です。

というような話があまりイメージがわかない人にとってはそのあたりは軽く、リスクを低減するためとしか書かれていません。直接触れていませんが部長はリスク最小となる移行計画書を作れ。とだけしか言われていません。
リスクには移行時のリスクと、切戻し時のリスクの2種類があってどちらもリスク対策として移行計画書には記載されているはずと思われます。

で、特にここの箇所はどういう内容だろうかと想定するに、

移行のリスク対策(予想)。
・リスク:、全ファイルを移行日に一斉に移行すると約束の1時間をオーバーしてしまう。
・対策
①移行日の1か月前から新旧平行運用開始して蓄積ファイルだけ先に新システムに移行
②前半後半の2グループ(以下Gr)に分けた順次移行とする。
③順次移行とは、前半:Gr1→Gr3 ⇒ 後半:Gr2→Gr4
<以下略>

という感じでしょうか?

で、切戻しリスクは、

切戻しのリスク対策(予想)。
・リスク:、新システムに移行したデータの同期を現行システムに戻せない
・対策
<以下略>*

*ここは詳細な切戻し方法は書かれてませんので不明です。

リスクの意味を把握し、ここでの問題は後者・切戻し時のリスクとなるからです。
現システムに戻せる。というような内容で本文中にも書かれています(本当にできるかのテストは受入れテストの障害テストでやっているようですけど、大丈夫か?というのはまぁそれは置いといて)

前者・移行リスクは、1時間で移行できない場合などですが、後者の切戻しは元の現システムの状態に戻らなくなってしまうは最悪ですが、もしくは戻らなくなって復旧時間がかかってしまうなどを示してると思われます。
そのため、結果的に本番業務に影響が出る。となります。

ただ、出題趣旨を、上記のダウンロードで模範解答内で、以下のように書かれてました。
<以下抜粋>
システムの切替に当たっては、提供中のサービスに影響を与えないように、リスクを最小限にする必要がある。

そのものずばりこここで問うているのかなと思われます。

■所感
通常、現システムのバックアップがされるべきと思われるのですが、完全切替で現システムになった瞬間ならまだ良くても、しばらく日にちが経過してから発覚なんてことがあると、戻すのはもう不可能かもしれません。そのような話は当然本問では問われてませんから考える必要はないのですが、(一応)経験者になればなるほど余計なこと考えてしまうのです。

しかしながらこのような試験問題の回答に限っては自分の知識ではなく書いている事実だけの範囲で実際は良くても悪くてもその内容で回答する事がむしろ、未経験者の方が有利なんじゃ?って思ったりもします。
などと書きましたが、そういいながら、これは知識で解くしかないよ?的なのも問題によっては出てくるのでその見極めが出来る点は結構重要なコツかもしれません。

以上。

とまぁこんな感じで懲りずに、問題文と回答を見比べて我流の主題者の意図を探っていこうと思います。

次回は、問3・設問2です。

僕流・高度情報処理試験・勉強日誌~ITSM(題意考察編1)!! H24/問3(全体)を振り返って・・・

ここから、初回という事で、ここは問題を解いた後での纏めBlogとなります。

■問3:全体を通して

え?なぜ問3からというのは、まぁ最初の我流方式Step1:2セレ方式→Step2:2択方式で、絞った結果という事で、決して昇順というわけではありません。
(もしいきなりここから見られた人は、問題解答編を見ていただけると言ってる事は分かって頂けるかなと。)

あと、問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。
なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題をダウンロードして頂ければと。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験要綱・シラバス・過去問題 など

前置きはこのくらいにして、問3であります。

そもそも問3とは、どんな内容だったのか・・・ですが、
実は、問題解いた段階では全貌は見えません。

もしあの限られた時間(目いっぱい使っても1問の平均45分)で全貌が見える人が居たら、ネ申!です(笑)

などというと、じゃあお前はどうなんだという事になると思いますが、実際、全貌見えてなくても設問は解けるんじゃないかって個人的に思います。

ここでは問3で記録です。

まず、2セレ方式アプリケーションの受け入れであるという事だなとは知ってます。
アプリの受け入れの受け入れって?となってるとしたら、この問題は2セレ方式では選ばれませんので、当然、それくらい意味は知ってるという事になります。

で、問題を最初から読まずに解いていったわけですが、結果、解ける感じです。
設問以外の事も結構書かれているという事なんだと思われます。

あまり細かい事にこだわりすぎて、題意を見逃してしまうとあっっっという間に時間がたってしまったぁあって事になりかねません。

正直な気持ち、題意を感じ取れるかどうかなんて言うのも慣れ、またはその時の直観も関係するんじゃあないかと思いたいくらいですが、もしかして賢人達は、コツをつかんでるのかもしれません。

まず設問に関係ない、もしくは触れなくても別にどうでもよかったんじゃ?っていうのは何だったかを考えてみました(などというのは恐らくというか当然対策には関係がなく試験中にやってはいけない事(当たり前ですが)ですので誰もそんなこと考えないかもしれませんが敢えて考えてみました。)

まず、冒頭の主な内容は以下ですが、別に知らなくてもいいんじゃ?って思いました。
・顧客:E社⇒文中に何回か出てきてE社=顧客の事という置き換えを瞬時に行う必要ありなので、Eとくれば顧客の事なんだねと判断したらあとは読み飛ばして良いのでは?

・顧客について:旅行代理店向けのサービス会社 ⇒ ”旅行代理店”は確かにイメージし易いための情報なのかもしれませんが、僕にとっては、どうでもよいというか、むしろ余計な事を考えるので、やめて欲しい(笑)
その上、1万件のホテル、、、、以下宿泊施設あたりの云々かんぬんは本当にどうでもよい。

つまり、この個所は、

顧客はE社である。E社は宿泊予約者情報送信サービスを提供している。

(宿泊通知とか予約とか、子供じゃないんだからなんとなく意味はわかるって(苦笑))

でいいんじゃないかなと思いました。

■宿泊通知サービスの概要

⇒若干結果論で書いている感もありますが、ここの場所は表1だけでよいかなと思います。

文章でいろいろ書いている割には設問で使われるようなキーワードは皆無でした。

あ、サポートデスクで問い合わせやってますよ~くらいですかねぇ・・・

以下、こんな人にならないように・・・
一生懸命、VPN経由なんだぁ。。。とか、FAXもやってるんだなぁとか、ここのポイントは・・・とか考えてると、もうすでにあなたは時間の束縛の間の手につかまってしまってます。

それに気が付かないでいるという悲しい事実を、後になって気づくのですが、もちろん時すでに遅し!って残念な結末になるわけです。

で、重要なのが表1の中の機能なんですが、表2とリンクしているため、蓄積データ取り出しの機能である過去データの取り出しできるよ。以外の機能も別に知らなくてもよいので最初から読んでると結果的に時間ロスなんですよねぇ。

■宿泊通知管理システムのリニューアル
⇒ポイントは以下ですがそれ以外の情報はまぁどうでもよい。こおなたりの読み飛ばすもしくはスルーして読む事ができるようでないと時間ロスなのかもしれない。

以下把握すべきポイント
・7年経過している
・データ量(代理店数および宿泊通知件数)増えた。
・見直しが必要⇒リニューアル⇒新システム(つまり現行は旧システムと呼称)
・深夜は負荷高い
・F部長からK氏に言われた(笑)3つのミッション:
①お前ITSMやれ
②新システムの受け入れ実施やれ
③リスクが最小限なシステム移行計画作れ

■旅行代理店のグループ分けと保有ファイル

以下把握すべきポイント
・表2の4グループ
⇒といいながら、設問ではトラブル時の宿泊通知の再送の可否だけ注目
・表3のファイルの意味と特徴
⇒ファイルは移行時を一が良いかの判断となるため以下の更新頻度などとなる。
①宛先ファイル:データ更新頻度高い
②送信ファイル宿泊通知ごとにファイル作成
③蓄積ファイル;1日1ファイルが作成
④課金ファイル1日に1回
⑤ログファイル:障害児の調査

■受け入れテストの実施(()は所感)

以下把握すべきポイント
・負荷テスト実施
・現在のシステム構築時に想定したテストデータ使用(昔のデータ)
・処理性能問題なし(昔のデータ使って大丈夫なわけないだろ)
・新システムは切替可能な品質と判断(え?なんでそうなる?)

■新システムへの移行方式の検討

以下把握すべきポイント

・1か月は新旧並行稼働
・順次移行
・表2方式は切戻しが容易にできる
・リスク低減は部長からの命令なのででさらに切替順も決定

■ファイル移行計画の検討

以下把握すべきポイント
・移行の利用時間が1時間しかない
・当日の移行時間短縮のため事前に宛先ファイルだけ先行移行
・移行後は新旧で同一メンテを実施
・ログファイルの移行はしない。というかフォーマット違うのでできない
・開発環境使って移行は1時間で完了。(っていっても昔のデータ量なんでしょ)

■新システムへの切替
・移行計画をサポートデスクに説明
・サポートデスク側がマニュアル関連作成
・グループ3の切替時に移行計画が1週間早まった。
(え?サポートデスクは予定通りの当初スケジュールで用意してるんじゃ?)
・以下の障害発生(あ、やっぱり・・・)
①新機能の送信状況確認機能で処理遅延
②サポートデスク側で問い合わせに対して解答に時間がかかりすぎ
(サポートデスクAし:K氏が1週間も早まったことを教えてくれないからだよね(怒))

全貌はまぁこんな感じでした。
やはりこれくらいの情報把握だけであとは知らなくてもよいのだって気づくと最初から読むだけに時間を取られるのがどれだけあほな愚かな事だと気づかされます。

■で、このプロジェクトについて⇒注:試験問題解くために全く必要のない所感です。
そもそも移行計画書をK氏はF部長に提示してOKもらってます。
という事は、古いデータ使うという前提の計画がNGだったのです。
K氏から言わせると、リスクがないってことは1時間過ぎたら大変な事だ!なんとか早い目にファイルを新システムに移行できないかなぁああ・・・と移行リスク対策ばかり考えすぎで周りが見なくなってる感じもします。 
じゃあF部長はそんな様子まで察して承認したかというと、恐らくNGです。
よくある、部長がそんな細かいレベルまで見ないでしょ。的なやつですね。

じゃあ一体、この細かいレベルのチェックは誰がしたのでしょうか?ってなりますが、まぁこの会社はF部長がK氏の上司という事になると、もうこれはF部長しかチェックする人がいないので、F部長のチェック漏れという事になると思いますので、F部長が漏れたらそれで終わりですね、たぶん

わりとこういう事ありがち?ですけど、放置するというのは、信頼して敢えて自分で考えて育てるために放置ではなく、単に忙しい、自分のテリトリではないという考えであった場合はこのような事はまた起こるんじゃないかと思われますね。まぁそういう後者の考えの部長(って割と多い?)だと今後K氏以下の人たちが自己保身のために色々と保険かけて伏線はる必要があるかもしれません。

しかも1週間前倒しも部長と会話しただけで他の関係者への情報共有もなしですから、ちょっとどうなんでしょうか?などと、身体がなぜか火照ってきましたので、この話はこれまでにしときます。

今回最後に、それぞれの立場で一言インタビューしたとしたら・・・

F部長:今回K氏を任命してやったのに、なんなんだ、あいつは。。。忙しかったのでつい計画書を斜め読みでOK出してしまったけど、それはK氏を信用してたからで、決して手抜きではない。

K氏から”F部長からいきなり無茶言われた挙句に、移行計画を頑張って提示して承認を得たはずなのになんでこんな事に・・・っていうか、部長は本当にチェックしてくれたのか?
そいえば作成中は何もアドバイスなしでまかせっきりだったような・・・

サポートデスク:Kさんはなんなんですかねぇ。私らサポートデスクの事考えてくれてるんですかねぇ
回答が遅くなったとはいえなんとか処理できたから良かったけど、もう勘弁してほしいすよ!

っていう風に思ってるかもしれません。
いやはや、皆さんの気持ちはわかりますが、相手のことを何も考えていないのは同じようで、まぁこれ以上のコメはやめますが、ちょっと悲しいプロジェクトだなぁって思いましたけど、結構身近にあるようなレベルの低い話かもしれません(全く試験関係ないんですけど)。


という事で、次回は設問ごとに突っ込み、いや題意を僕なりに考えてみようと思います。


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